マナマカニ

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ヤドカリの想い出

めっきり寒くなりました。
ニ週間前は沖縄の海で泳いでいたのに、
なんだか随分前の出来事のように思えます。

もっとも沖縄も11月になるとダイビング以外で海に入る観光客はほとんどおらず、
だ〜れもいない海でスノーケルを楽しんできました。

海水温は26度くらい?
ラッシュの重ね着で充分でした。

海から上がり、水着を乾かしながら浜辺の貝を物色していると・・・

あ!動いた!

ヤドカリです。



動くものを察知すると隠れてしまうので
カメラを前において、音を立てないように顔を出すのを待ちました。

PB110357のコピー

ヤドカリの眼って可愛いんですよね〜。



実はかれこれ10年以上前になりますが、
沖縄で拾ってきた貝の中にヤドカリが入っていたことがあります。

数日間ビニール袋に入れっぱなしで放置しておいたのですが、
水につけたら出てきました。

じっと殻の中で生きていたんですね。

これは大変だ!
なんとかしなくちゃ!

と、やおら使命感のようなものに突き動かされ(笑)
水槽、珊瑚の敷き砂、餌、海水を作るもの、ろ過装置、
引っ越し用の貝などなどを購入。
毎日ヤドカリを観察するのが趣味のようになっていたことがあります。

私にとって生き物観察は
一種瞑想のような効果があるのかもしれません。

じっと見ていると、他の世界から切り離されて
そこだけに集中できるというか、
そうして気がつくと数十分経っていたりします。



日を追うごとに愛しさが増してきたヤドカリくんですが、
東京のマンションの狭い水槽の中で生涯を終えるのは気の毒な気がして、
数ヶ月後、再び沖縄に行く用事があったので、
海辺に還して来ました。

楽しみにしていた、宿を変える決定的瞬間を観察することはできず、
引っ越し用の貝はそのまま自宅の飾りになりました。

ヤドカリは長いものだと20年生きる場合もあるそうです。
なかには30年という記録もあるとか。

沖縄に行くと、あのヤドカリくんを思い出します。
まだ生きているといいなぁ。



巻き貝を拾う時は留守宅かどうか要注意ですね(^^) 



それではまた。