競輪
2019年09月01日

これはミッドナイト競輪という無観客で行われているレースの発走直後の写真です。
現在、プロ登録している男子競輪選手は約2200名。
強さに応じていくつかのクラスに分かれて戦っています。
上は強靭な肉体と精神を持つスーパーアスリートたち。
オリンピックのメダル候補選手もいます。
上位戦の迫力は観るものを圧倒し、
人間の脚でこれほどまでのパワーを生み出すことができるのかと驚かされます。
しかし下位戦にもそれぞれのドラマがあります。
将来のトップを目指す若手、
歳を重ねてもなお戦う場に身を置くベテラン。
競輪の魅力は力を尽くして戦う選手の人生と
それに想いを寄せ、自分のお金を賭け、
時には人生を投影する客とが織りなす深遠なドラマだと感じます。
時に怒号が飛び交うこともある賭け事の世界だからこそ見える悲喜交々。
競輪を撮り続けてきた中村の写真が発売中のTarzanで掲載されています。
撮影させていただいたのは近藤幸徳選手。
幾多もの苦難を乗り越えて
いまなお闘い続ける56歳のベテラン選手です。
競輪は熱く、そして、泣けるのです。
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